会計ソフトはクラウド型のM、インストール型のYを導入し、さらにはクラウド型のfも追加で導入してなんでもこいや!の体制を整えるつもりだったのだが、個人的にMがプロダクトも中の人も優秀と感じ、当面はこれ一本で行くことにした。
— キハラシンヤ@税理士 (@khrtax) June 10, 2021
経理業務を効率化させるために生み出された「会計ソフト」。
毎月の財務状況や収益状況を記録し、確定申告や年末調整で間違いのないように取り入れられます。
会計ソフトは、主に「クラウド型」と「インストール型」の2種類があり、それぞれ違う特徴を持ちます。
- 会計ソフトの「クラウド型」とは?
- 会計ソフトの「インストール型」とは?
- クラウド型とインストール型の違い
- それぞれを使うメリットとデメリット

この記事では、会計ソフトの選び方に悩んでいる人へ向けて、クラウド型とインストール型それぞれの特徴や違いを詳しく解説します。
この記事では、クラウド型を使うことをおすすめします。
常に最新状態で管理されることや、どこからでもアクセスできる利便性、高いセキュリティ面を考慮すると、インストール型と比べて現代の経理に向いています。
会計ソフトのクラウド型とインストール型を比較

以前までは何事もインストール型が主流でしたが、最近では多くの個人や企業が、クラウド型のサービスを当然のように取り入れて使いこなしています。

どちらの方が使いやすいかは状況によって違いますが、より近代的であることや需要を考えると、クラウド型が主流の時代であると言えます。
クラウド型とインストール型の違いは下記の通りです。
クラウド型 | インストール型 | |
---|---|---|
ネット環境 | 必要 | 不要 |
インストールの必要性 | 不要 | 必要 |
支払い方法 | 月額/年額 | ダウンロード時/パッケージ購入時 |
アップデート | 無料 | 有料 |
取引方法の記録 | 自動 | 手動 |
デバイス | パソコン/スマホ | パソコンのみの事が多い |
アクセス方法 | どんなデバイスからでも可 | ダウンロードしたパソコンのみ |
OS | Windows/Mac OSどちらも対応 | ソフト次第でWindowsかMac OSを選択 |
ソフトの例 | ・マネーフォワードクラウド ・freee | ・やよいの青色申告 ・みんなの青色申告 |
クラウド型はクラウド上で情報を管理するため、IDとパスワードがあればどのデバイスからでもアクセスが可能です。
出先で必要になった場合にも対応が可能で、スマホからも情報が確認できます。
インストール型はパソコンにインストールをして使うため、インストールをしたパソコン以外のデバイスからはアクセスできません。
出先からも利用したいときには、インストールしたパソコンを持ち運んでおく必要があります。
クラウド型の特徴をメリットとデメリットにわけて解説

使い方がピンとこないという人に向けて、クラウド型とインストール型それぞれの特徴をメリット・デメリットにわけて解説します。
まずはクラウド型の特徴をメリットとデメリットにわけて解説します。
- 複数のデバイスから複数人で管理できる
- 最新版に自動アップデートされる
- 税理士とのやりとりが楽
- インターネット環境が必須
- 月額/年額料金がかかる
それぞれ解説します。
クラウド型のメリット1:複数のデバイスから複数人で管理できる

クラウド型の場合、全ての情報をクラウド上で管理するため、アクセスできるインターネット環境があればいつでも情報を記録し、共有できます。
アカウントのIDとパスワードがあれば、パソコンやスマホなどデバイスに制限はなくアクセスが可能です。
例えばマネーフォワードクラウドでは、IDによってアクセス権限に制限をかけられるなどの機能も導入しています。

全ての管理が可能な人のほか、編集のみ可能な人など、ユーザーのニーズ次第でセキュリティ面も充実しています。
クラウド型のメリット2:最新版に自動アップデートされる

税法改正があったときなどにもソフト側が自動で修正を行ってくれるため、ユーザーが手作業で数字の変更や最新情報の入手をする必要がありません。
バージョンアップも無料で行えるため、常に最新で使いやすい状態のサービスを受けることができます。
クラウド型のメリット3:税理士とのやりとりが楽
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クラウド型は個人や法人が独自に管理できる範囲内が完了すると、税理士の手配まで流れで進められることが多いです。
例えばマネーフォワードの場合は、経理の後に税理士の対応が必須になる場面で、予約を取るための手配を流れでスムーズに行えます。

インストール型の場合には、税理士を自分で検索し見つけ、予約を取る必要があるため手間がかかります。
クラウド型のデメリット1:インターネット環境が必須
インターネット環境がなくては管理が行えないため、ネット環境のない空の上などでは管理ができないのがネックです。
とはいえ最近では、機内でフリーWi-Fiを提供している飛行機も多いです。

ネット環境がないタイミングが極度に多いという人以外は、あまり気にする必要はありません。
クラウド型のデメリット2:月額/年額料金がかかる
利用には月額あるいは年額料金がかかります。
NetflixやHuluのように月々で支払うか、1年ぶんをまとめて支払うことで利用ができるため、支払っても自分のものにならないことを気にする場合には不向きです。
ただし、法律は年々変化するものなので、購入して手元に置いておけるインストール型を入手しても、有料アップデートをしなくては意味がありません。

マネーフォワードクラウドなどの会計ソフトを使えば、全てを税理士に依頼するよりも圧倒的に低価格で利用できるため、月額や年額を払うメリットは大きいです。
インストール型の特徴をメリットとデメリットにわけて解説
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次にインストール型の特徴もメリットとデメリットにわけて説明します。
- オフラインでも管理ができる
- サーバー上の不安を抱える必要がない
- 最新情報が手に入らない
- 毎年アップデート費用が有料
それぞれ解説します。
インストール型のメリット1:オフラインでも管理ができる
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一度パソコンにインストールしてしまえば、ネットに繋げていない状態でも常に管理が可能です。

ネット環境の良し悪しに左右されることなく、自分のペースで管理ができるのはメリットでしょう。
インストール型のメリット2:サーバー上の不安を抱える必要がない
ネット環境にアクセスしないで自分のパソコン上だけで情報管理をするため、サーバーのハッキングなどを心配する必要がありません。
自分のパソコンが盗まれたり、パソコン自体がハッキングされたりしない限り、情報が漏れることはないでしょう。
とはいえ、マネーフォワードクラウドの安全性はかなり高く、今までも問題が起きたことはありません。
クラウド型のセキュリティについて詳しくは別記事で解説しています。
インストール型のデメリット1:最新情報が手に入らない
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税法改正が起きた際にも手動で変更を加えなくてはいけません。

自分で最新情報を入手していなかったため古い情報のまま使い続けてしまい、間違った数字で提出してしまうなどということがあれば一大事です。
正確な数字を出せないなら、お金を出してソフトをインストールする意味がありません。
インストール型のデメリット2:毎年アップデート費用が有料
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毎年細かく税法改正などの変更が起きるものなので、一度インストールをしても、永年使い続けられるわけではありません。
結局毎年アップデート費用を払って使うことになるため、クラウド型で年額を払うのと同じことです。
毎年手動でインストールをし続ける手間がかかるのであれば、クラウド型を使って常に自動アップデートができる方が効率的です。
会計ソフトはクラウド型がおすすめ

総合的に見ると、会計ソフトはクラウド型と比べてインストール型を選ぶ理由は少ないです。
この記事では、クラウド型の会計ソフト「マネーフォワードクラウド」をおすすめしています。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!
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