確定申告で会社に副業がばれるのはなぜ?理由とばれにくくなる方法を紹介

vokuteki

2018年の働き方改革の一環として、政府により副業・兼業を推奨されたのは記憶に新しいのではないでしょうか。

しかし、いまだ副業禁止の企業は多いのが現状です。

副業禁止の企業にお勤めでも、副業所得が20万円を超える場合は確定申告が必要になります。

中には、「確定申告をすると副業はばれる?」と不安な人もいるでしょう。

結論をお伝えすると、住民税の納付方法によって副業がばれるリスクが高まります。

この記事では、「なぜ確定申告で副業がばれるのか」「ばれにくい方法はあるのか」の2点を詳しく解説していきます。

確定申告をすると「住民税」で副業がばれる

確定申告により会社に副業がばれる最大の理由は、住民税です。

ほとんどの会社員は、住民税を「特別徴収」で納付しています。

特別徴収とは、会社の給料から天引きされる仕組みです。

会社が社員に代わり、天引きした住民税を各自治体に納めています。

住民税の金額は、前年度の所得で決定されます。副業をしている場合、当然副業で得た利益も含めた所得です。

そのため、「この社員は給料の割に住民税がやけに高いな」と会社側に気づかれやすくなります。

こう聞くと、「去年の副業は利益が出なかったからばれない」と思った人もいるかもしれません。

ですが、反対に住民税が低くなってばれるケースも考えられます。

事業所得が赤字の場合、会社員の給与所得(黒字)と相殺する「損益通算」が可能です。

つまり、所得の合計が低くなります。比例して住民税が減額されるため、会社にばれやすくなるわけです。

マイナンバーで副業はばれる?

マイナンバー制度導入以来、よくあるのが「マイナンバーから収入が把握されて副業がばれる」といった勘違いです。

実際には、マイナンバーによる個人の所得調査はできません。

民間事業者がマイナンバーを利用できる場面は、税金や社会保障などの書類作成に限られています。

マイナンバーから副業がばれることはありませんので、ご安心ください。

副業がばれにくにい確定申告のやり方

会社に副業がばれたくないのであれば、住民税の納付方法を「普通徴収」に変更しましょう。

普通徴収とは、自分で住民税を納める方法です。

会社側に住民税の増減を把握されなくなるため、ばれるリスクを下げられます。

普通徴収に変更したい方は、以下の変更方法と納付時期の解説をご参照ください。

(1)普通徴収への変更方法

普通徴収への変更は、確定申告書の第二表「住民税に関する事項」欄から行います。

「自分で納付」に◯をつけ、提出するだけで手続き完了です。

同欄の「給与から差引き」に◯をつけると、特別徴収になってしまうので注意しましょう。

クラウド会計ソフトの場合は、プルダウン選択で簡単に変更できる仕様が一般的です。

(2)普通徴収の納付時期

確定申告書の提出後、同年6月頃に住民税の納付書が自宅に届きます。

納付書は4期に分かれており、主な納付方法は以下の通りです。

  1. 金融機関・コンビニの現金振込
  2. インターネットバンキングの振込※Pay-easy(ペイジー)対応の納付書のみ
  3. 口座振替
  4. 市区町村の役所窓口

上記方法に加え、クレジットカードや電子マネーに対応している自治体も一部あります。

簡単・正確に確定申告するなら「マネーフォワードクラウド確定申告」

副業をしている人の住民税や所得税の金額は、確定申告書をもとに決定されます。

確定申告書にミスがあると、延滞税や過少申告加算税などのペナルティが課されてしまいます。

とはいえ、確定申告書の作成は複雑で簡単にはできません。

そこでおすすめなのが、「マネーフォワードクラウド確定申告」です。

マネーフォワードクラウド確定申告は、申告書の作成から納付方法の変更までWebブラウザ上から簡単に行えます。

書面の確定申告書のように、多数の欄から該当項目を探して記入する必要はありません。

操作画面は税区分や控除ごとの選択式になっており、住民税の普通徴収への変更も簡単です。

「納付方法の選択」→「自分で納付」と選択するだけの2ステップで完了します。

また、国税庁のe-Tax(電子申告)と連携しているので、自宅で確定申告が可能です。

税務署に行く必要もなく、確定申告をスムーズに済ませられます。

普通徴収への変更だけでなく、確定申告作業を楽にしたい方はマネーフォワードクラウド確定申告を利用してみてはいかがでしょうか。

マネーフォワードクラウド確定申告の使い方紹介!やり方は簡単です
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副業をばれにくくするために「普通徴収」で住民税を納付しましょう

副業をしている会社員は増加傾向にありますが、副業禁止の企業はまだまだ多いです。

会社に副業がばれたくない方は、住民税の納付方法を「普通徴収」へ変更しましょう。

確定申告書の第二表で「住民税に関する事項」→「自分で納付」を選択し、提出すると変更できます。

納付方法の変更に加え、毎年の確定申告を楽にしたいのであれば、マネーフォワードクラウド確定申告がおすすめです。

マネーフォワードクラウド確定申告の無料で使える機能を解説
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