e-Tax(電子申告)で確定申告する5つのメリット!デメリットはある?

vokuteki
こんな人に読んで欲しい
  1. 「e-Taxで確定申告するとどんなメリットがあるの?」と気になっている人
  2. 「e-Taxのデメリットが知りたい」という人

2004年の運用開始以来、年々利用者が増えている「e-Tax(電子申告)」。

これまで書面による確定申告をしていた人の中には、e-Taxに移行を検討している人もいるでしょう。

このようにお考えの人に向け、本記事ではe-Taxのメリット・デメリットを解説していきます。

確定申告のe-Taxとは?

e-Taxとは、確定申告をインターネット上から行える電子申告・納税システムです。

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で申告データを作成し、そのまま提出できます。

また、会計ソフトやクラウドサービスとの連携にも対応済みです。

各システムで作成した申告データは、システム内から直接e-TaXへ提出できます。

e-Tax導入前の2004年以前は、書面による確定申告しか行えませんでした。

e-Taxの導入により確定申告書の作成・提出の利便性が向上し、利用が広まっています。

国税庁の報告(※1)によれば、令和2年度のe-Tax利用率は所得税申告が64.3%、法人税申告が88.4%に達しました。

※1出典:国税庁「令和2年度におけるe-Taxの利用状況等について 」

確定申告でe-Taxを使うメリット5つ

確定申告でe-Taxを使うと、以下5つのメリットを得られます。

  1. 自宅で確定申告できる
  2. 必要書類の添付が不要
  3. 計算ミスや記入漏れを防ぎやすい
  4. 納税や還付金の手続きがスムーズ
  5. 青色申告特別控除が10万円増額

順番に説明します。

(1)自宅で確定申告できる

e-Tax最大のメリットと言えるのが、混雑する税務署に行く必要がない点です。

インターネット環境さえあれば、自宅から確定申告を行えます。

曜日や時間帯の制約を受けないため、多忙な人でもスムーズに申告できるでしょう。

注意点として、e-Taxはスマホにも対応していますが、申告できる範囲は限られます。

2022年時点では、個人事業主・フリーランスの「事業所得」は未対応です。

詳しい申告範囲は、こちらをご確認ください。

ただし、クラウド会計サービスであれば、スマホ申告でも制限はありません。

スマホを使って自宅で確定申告をしたい場合は、クラウド会計サービスを利用すると良いでしょう。

(2)必要書類の添付が不要

e-Taxの場合、各種控除の証明書やレシートの添付が不要です。

書面提出の場合、基本的にほとんどの書類を添付しなくてはいけません。

e-Taxで添付を省略できる主な書類は、以下をご参照ください。

  1. 社会・生命・地震保険料控除の証明書
  2. 寄付金控除の証明書
  3. 医療費の領収書・レシート

反対に、添付を省略できない書類はPDFによる送信が認められています。

たとえば、「住宅ローン控除の証明書」や「住宅耐震改修特別控除の証明書」が該当します。

e-TaXの場合、基本的に郵送の手間はかかりません。

(3)計算ミスや記入漏れを防ぎやすい

e-Taxのメリットとして、計算ミスや記入漏れが生じにくい点も挙げられます。

e-Taxの作成画面では、記入漏れの箇所があると提出できません。

さらに、各種控除額や所得の計算が不要で、数値を入力すると自動計算されます。

仮に入力元の数値を間違えて提出した場合も、申告期限内であれば申告データの上書きが可能です。

書面の場合は一から申告書を作成し直さなくてはいけませんが、e-Taxであればミス部分の修正のみで再提出できます。

(4)納税や還付金の手続きがスムーズ

e-Taxによる電子申告をすると、納税手続きが簡単になります。

e-Taxのみ、「ダイレクト納付」による納税方法を選択できるからです。

ダイレクト納付は、確定申告後に自分の口座から自動振替されます。

また、還付金の受け取り時期も早くなります。

紙の確定申告の場合、還付金の受け取り時期は一般的に1ヶ月から1ヶ月半です。

e-Taxの場合、約3週間程度に短縮されます。

(5)青色申告特別控除が10万円増額

青色申告をしている人は、電子申告をすると「青色申告特別控除」が10万円増えます。

書面で確定申告をする場合、控除額は55万円です。

電子申告するだけで65万円になるため、お得な制度と言えます。

2020年以前は一律65万円でしたが、2021年度から書面の申告は55万円に引き下げられました。

なお、同じ青色申告でも簡易簿記の場合は、電子申告をしても控除額は10万円です。

65万円の控除対象は、「複式簿記で電子申告をした」人のみである点に注意しましょう。

確定申告はe-Taxですると楽です

この記事では、e-Tax(電子申告)で確定申告をするメリット・デメリットを解説しました。

基本的にはメリットのほうが多く、e-Taxは全ての人におすすめできる申告方法です。

e-Taxを使うかお悩みの方は、ぜひ利用してみてください。

さらにマネーフォワードクラウド確定申告組み合わせて使えばさらに楽になりますよ。

マネーフォワードクラウド確定申告の無料で使える機能を解説
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ガジェットが好きで買わないくせに情報収集だけは欠かさず行うサラリーマン。職業はシステムエンジニア。仕事で培ったスキルを駆使して記事を書いてます。2児のパパ。ロマンが詰まったガジェットが好き。
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